こんにちは!なおさんブログのなおさんです。
この記事をご覧になられている方はテレビやYouTubeなどで、「保有してる株式の株価急伸で〇〇円儲けました!」や「株式投資で不労所得生活!」等のニュースを観て、もしかしたら投資に興味を持ち始めていらっしゃる方々かと思います。
ですが、いざ株式投資を始めようと思った際に「投資って良くわからなくて怖いしやっぱりやめておこう。。」という思いが障害となり、株式投資を始められずにいませんか?
この記事はそんな方に向けて以下の2点を解説して行こうと思います。
①株式投資とは何か。
②株式投資のメリットとデメリット
できるだけわかりやすく解説するよう心がけましたので、興味のある方は是非読んでいただければ幸いです。
①株式投資とは何か?
早速ですが、そもそも株式投資の「株式」とは何かについてまずは触れていきましょう。
株式とは、会社側が株主(株式会社に出資する人)に対して発行する証券のことです。
例えばですが、A株式会社という会社組織があったとしましょう。その会社は新しい事業を行うためのお金がないとします。
そこでA株式会社は新しい事業等を行うための資金を集めるために出資を募ります。
その時に発行されるのが株式です。
そしてその株式を買いたいと現れた株主がA株式会社に出資を行った証明として、A株式会社から株式が株主に渡されるという仕組みになっています。
このように企業への出資を行うことを株式投資と言います。
②株式投資を行う株主にはどんなメリット、デメリットがあるの?
次に株式投資を行う株主にはどのようなメリットとデメリットがあるのかを解説します。
結論から言うと主に下記のメリットとデメリットがあります。
メリット
・株式を売る際に買った時の金額よりも高ければ、その差額で儲けられる。(キャピタルゲイン)
・保有する株式によるが、ずっと保有していれば配当金を受け取ることができる。(インカムゲイン)
・保有することで株主優待というサービスが受けられる株式がある。(日本株のみ)
・NISA口座を活用できる。
デメリット
・含み損を抱えることがある。
・時期によっては大暴落を受けることがある。
・株式を保有している会社の業績によっては配当金が受けられなくなることがある。
・会社が倒産したら株式が紙切れになってしまう。
・入金力が弱いうちは株式投資の儲けが弱くなる。
それぞれ解説します。
メリットその1:株式を売る際に買った時の金額よりも高ければ、その差額で儲けられる。(キャピタルゲイン)
まずメリットの1つ目は、株式を売る際に株式を買った時の金額よりも値段が上がっていれば、その株式を売った際に差額で儲けることができるという点です。
(この方法で生み出される儲けのことをキャピタルゲインと言います。)
わかりやすく説明すると、例えばA株式会社の株価が1株1,000円の際に株式を100株(100,000円分)買ったとして、1ヶ月後にその株式を400円値上がりした1株1,400円の状態で100株(140,000円分)売ったとします。
そうすると、売った時の金額である100株140,000円-買った時の金額である100株100,000円=差額の40,000円の利益が発生します。そこから税金20.315%(日本株の場合:所得税15.315%+住民税5%)が差し引かれた約32,000円が儲けになるという仕組みです。
この売買の差額によって儲けようと株式投資を始める方が多く、株式投資のメリットのひとつと言えます。
メリットその2:保有する株式によるが、ずっと保有していれば配当金を受け取ることができる。(インカムゲイン)
メリットの2つ目は、株式によって売らずに保有していれば配当金を受け取ることができるという点です。
(この配当金による儲けのことをインカムゲインと言います。)
配当金とは何かというと、会社が事業等で儲けた売上などの一部を出資してくれた株主に還元してくれるお金のことを言います。
この配当金の金額は保有している株式の「配当利回り」というものによって決まります。
例えばA株式会社の株価が1株あたり5,000円で配当利回りが5%だったら、5,000×5%=250円なので、100株500,000円分を保有していたら500,000×5%=25,000円で、ここから20.315%の税金が引かれて、年間約19,920円が自動的に自分の証券口座等に入金される仕組みになっています。
(アメリカ株の場合は、所得税15.315%と住民税5%に加えて外国税10%が発生するため、合わせて30.315%の税金が引かれます。)
このようなお金がお金を生み出すキャッシュマシーンを構築するために株式投資を始める方も多いです。
ただ配当金を出していない株式会社もあるため、配当金が欲しい方は株式を選ぶ際に注意が必要です。
メリットその3:保有することで株主優待というサービスが受けられる株式がある。(日本株のみ)
メリットの3つ目は、保有することで株主優待というサービスが受けられる株式がある点です。
株主優待とは何かというと、会社側が株主に対して自社製品等のモノやサービスを贈呈する制度のことです。
例えば、日本の食品企業である「味の素」は、株主優待として100株以上保有で1500円相当の商品詰め合わせセットを年1回贈呈していますし、空運業大手であるANAホールディングスは100株以上保有で自社飛行機の運賃割引チケット等を年2回贈呈しています。(2023年2月20日時点)
ただ、この株主優待という制度は日本株にしか存在しておらず、アメリカ株や中国株などの海外株にはない制度なので、日本独自の制度とも言えます。
会社によっても受けられる優待が違うので、調べてみるのも面白いかもしれません。
メリットその4:NISA口座を活用できる。
メリットの4つ目は、NISA口座を活用できるという点です。
NISA口座とは何なのかというと、通常は株から売買で儲けた分や配当金は日本株なら20 .315%、アメリカ株なら30.315%の税金が引かれてしまっているのですが、そのNISA口座で投資を行うとその税金を一切払わなくて良くなります。メリットその1とその2で出てきた20.315%または30.315%の税金がかからなくなるということです。
つまり売買の差額が5,000円なら5,000円、受け取れる配当金が年間18,000円なら18,000円と全て自分の儲けにすることができます。
株式投資をする上で大敵となるのがこの税金なので、それがかからなくなるのは大きなメリットと言えます。
なので株式投資をする際は必ずNISA口座を優先的に使うようにしましょう。
さて、ここまでの話では株式投資の良い面のみにフォーカスしてきました!ですが、株式投資には当然デメリットもあります。
続いて株式投資のデメリットを見ていきましょう。
デメリットその1:含み損を抱えることがある。
デメリット1つ目は、含み損を抱えることがある点です。これは上記で紹介したメリットその1の逆のことと言えます。
「含み損」とは何かというと、株式を買った時の金額より現在の金額のほうが下回ることを言います。
例えば、A株式会社の株価が1株1,000円の際に株式を100株(100,000円分)買ったとして、1ヶ月後にその株式が1株600円まで値下がりして100株(60,000円分)にまで価値が下がったとします。
そうするとその時点で100株売ってしまったら、売った時の金額である100株60,000円−買った時の金額である100株100,000円=-40,000円の損失が発生してしまいます。
ですが、値下がりした状態でも売らずに保有し続けて入れば株価がプラスに転じることもありますので、株式を損切りして売るのかそれとも保有し続けるのか、、、自身の見極めが必要になってきます。
デメリットその2:時期によっては大暴落を受けることがある。
デメリット2つ目は、時期によっては大暴落を受けることがある点です。
「大暴落」とは株価が急激に下がることを言います。これは世界情勢や未知のウイルス等によるパンデミックなどが原因で世界経済にダメージを与える際に発生します。
近年でいうと中国の武漢から発生した新型コロナウイルスの影響で人が外に出て積極的な消費をしなくなったことにより空運業や旅行業界などを中心に多くの業界の株価が大暴落しました。
こうなると例えば、A株式会社の株価が1株2,500円のときに100株250,000円分を保有していたとしていたとしたら、株価の大暴落に巻き込まれた際には最悪の場合、1株1,500円まで値下がりすることもあります。
そうなると100株150,000円(現在の株の価値)−100株250,000円(元々の株の価値)=−100,000円の含み損を抱えてしまう、、、なんてことにもなりかねません。
こちらも売らずに保有し続けることでプラスに戻ることもあると思いますが、値が戻るのに時間がかかることは間違いないでしょう。
デメリットその3:株式を保有している会社の業績によっては配当金が受けられなくなることがある。
デメリット3つ目は、会社の業績悪化などによって配当金が受けられなくなる点です。
こちらはデメリットその2で取り上げた新型コロナウイルス等のパンデミックによって業績が悪化して、配当金を株主に支払う余裕がなくなってしまう際などにおきます。
また業績が戻れば配当金を復活させてくれる企業もありますので、メンタルが強い人は粘り強く待って見ても良いかもしれません。
デメリットその4:会社が倒産したら株式が紙切れになってしまう。
デメリットその4は株式を保有してる会社が倒産したら株式が紙切れになってしまう、つまり言葉通り株式の価値が0円になってしまう事です。
これは本当に悲惨なことで、250,000円を投資をしていたら-250,000円、450,000円を投資をしていたら-450,000円、1,000,000円を投資していたら-1,000,000円を失うことになります。
この不運を受けて人によっては株式投資が怖くなり株式市場から退散してしまったり、中には株式の価値が0円になってしまった大株主の方が自殺をしてしまう例もあります。
倒産は滅多なことがないと起こらないとは思いますが、未来は誰にも判りません。
なので最悪は価値がなくなってもいいと思える余剰資金(リスク許容度の範囲内)で必ず投資を行いましょう。
デメリットその5:入金力が弱いうちは株式投資の儲けが弱くなる。
デメリット5つ目は、入金力が弱いうちは株式投資の儲けが弱くなるということです。こちらはデメリットというよりは「株式投資の特徴」、という表現のほうが正しいかもしれません。
当然ではありますが株式投資は100株よりも1000株、1000株よりも1万株、1万株よりも10万株保有しているほうが、貰える配当金も多くなりますし、例えば株価が1株1,000円の株式が2,000円まで値上がりをすれば、100株の場合は100,000円分、1万株の場合は10,000,000円分というように値が上がりますのでそれだけ売る際に儲けることができます。
つまり入金力がモノをいう世界なので、お金持ちであればあるほど当然有利です。
逆に言えばその入金力が弱ければ弱いほど当然、株式投資の効果が弱くなりそれだけ効果が薄れます。
③まとめ
いかがでしたか?この記事では、「株式投資とは何か」「株主になるメリットとデメリット」について解説しました。
まとめると下記の通りです。
・株式投資とは?
→株主として株式会社に出資を行うこと。主な目的は株式の売買で儲けたり、株式を保有して会社の売上などの一部を配当金としていただくこと。
・株主になるメリット、デメリットとは?
メリット
・株式を売る際に買った時の金額よりも高ければ、その差額で儲けられる。(キャピタルゲイン)
・保有する株式によるが、ずっと保有していれば配当金を受け取ることができる。(インカムゲイン)
・保有することで株主優待というサービスが受けられる株式がある。(日本株のみ)
・NISA口座を活用できる。
デメリット
・含み損を抱えることがある。
・時期によっては大暴落を受けることがある。
・株式を保有している会社の業績によっては配当金が受けられなくなることがある。
・会社が倒産したら株式が紙切れになってしまう。
・入金力が弱いうちは株式投資の儲けが弱くなる。
以上です!この記事が投資を始める方々にとって少しでも参考になれたら嬉しいです。
ここまでご覧いただきまして、ありがとうございました!
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